腓骨神経麻痺とは？《春日部のやぎはし整体院が解説》
腓骨神経とは、脛（すね）やふくらはぎにある神経のことです。
この神経は、足首を曲げる筋肉や、膝から下の感覚を支配しています。
この神経が麻痺すると、支配している筋肉に力が入らなくなり、感覚もなくなってきます。
足首を曲げる動作ができなくなるため、「下垂足」と呼ばれる、足首が下がり、上がりづらい状態になってしまいます。
日常生活でも支障があり、足首が上がらないため、歩きづらさや、何かにつまづいて転倒することが増えます。
打撲、ギプス固定、圧迫により、
神経の損傷が引き起こされる場合があります。
腓骨神経麻痺の一般的な治療
一般的な末梢神経障害（損傷）に対する治療に加え、オルトップと呼ばれる麻痺した筋肉を補うように、装具を処方される場合があります。
また、麻痺した筋肉に対して、電気刺激治療を行なうことがあります。
当院の整体
腓骨神経麻痺の回復過程で、回復の邪魔をしている要因があります。
腓骨神経麻痺の場合、まず、足部の骨の動きに着目します。
足首は足根骨がスムーズに動くことでスムーズに歩いたり、走ったりすることができますが、
麻痺が回復していても、骨の動きが悪いと、力が入りにくい場合があります。
また、ヒラメ筋が硬いと、しびれが残る場合があります。
足部には、足根骨と呼ばれる小さい骨があります。
これらの骨が1つでも引っかかったり動きが悪いと、力の入り具合が格段に落ちます。
したがって、まずは、足根骨の動きの整体を行ないます。
足根骨の動きの調整後は、腓骨神経支配の筋肉を刺激していきます。
足根骨の正常な動きを意識しながら、骨を素早く動かすと筋肉の収縮に対して刺激することができます。
足首を挙げることが難しくなるため、足首の特徴的な動きをしっかりと把握しながら調整を行なっていきます。
次に、麻痺した筋肉がこわばっていると、最大限筋力を発揮することができなくなります。
筋肉の走行や、筋肉の解剖学的特徴を把握して、予め筋肉を正常化しておくことで、腓骨神経麻痺はもちろん麻痺による筋力低下を最小限に抑えます。
【参考】神経に対する整体
